チキナーごはん

ネコおばさんの田舎暮らし

汚れなき悪戯ーパンとワインのマルセリーノー

印象に残っている映画のひとつ

 

小さい頃、テレビでの映画放送は週に4日

月曜日の夜は主に日本映画中心で

金曜日の夜は洋画

土曜日の深夜は無名の映画

そして日曜日の午後は家族向け

多分こんな感じだったと思う

 

私が9歳の時に放送された「汚れなき悪戯」

日曜日の午後、日本語吹き替えを家族揃って観た

 

1955年制作、モノクロのスペイン映画

小さな村の修道院が舞台で

捨て子の男の子、マルセリーノが主役

楽しく、そして悲しい物語

私はまだクリスチャンがよく分かっていない年齢で

理解できない点も多かったけど

子供なりに涙したのを覚えている

 

それから10年後の19歳の夏

小さな映画館で9日間のリバイバル上映があり

日本語字幕で、愛らしいマルセリーノの声を初めて聞いた

9歳の頃に比べると格段に物語を把握でき

やっぱり最後は泣いてしまった

 

それから更に10年後の29歳の冬

アメリカのケーブルテレビで放送された英語字幕版を観た

その時はすでに全体の流れが分かっていたので

英語力が低くても理解でき

涙腺崩壊だった

 

残念ながら、それ以降観ることはなかったけど

この映画のビデオが出てない時代に

3回も観れたのは運が良かったと思う

 

大事にしている1985年のリバイバル上映のチラシ

  

 

1955年に映画が上映された当時

主題歌は日本語訳詞され大ヒットしたそうで

可愛らしい歌詞に耳に残るメロディー

♪おはよう マルセリーノ おめめを覚ませ~♬

 

あどけない表情のマルセリーノ

  

当時何歳だったのか分からないけど

人を惹きつける自然な演技

天才子役だと思う🧐

 

もう一度観たいな~🤭