事件ではないが、クラス中が固まった出来事がある
English100(ENG100)をとった時
学期が始まって折り返し地点の8週間目
いつものように先生が次の小論文の説明をした
「セクシャルマイノリティ」
2008年当時、認知はされてたが立ち位置が確立されてなく
世間では同性婚を認める等、法の整備が論争の的だった
75歳の女性の先生が個人的な事だけど と前置きし話を始めた
1人息子は学生時代フットボールの選手で大学卒業後海軍の特殊部隊に入隊し結婚し子供も産まれ幸せな生活を送っていた
と思い込んでた 息子が自殺未遂を起こすまでは
彼はゲイであることを隠し
いい息子でいる為に男らしさを前面に出すように生きてたが
40歳を目前に精神を支えてた糸がいきなりプツリと切れ自殺未遂
ゲイだという事を知った先生の夫は息子を恥じ
母親のせいだと離婚して出て行った
それから息子は酒におぼれ、軍を除隊し、離婚し
ボロボロになった息子を支えた先生
今では親子でセクシャルマイノリティに関する活動をしてると
英語と心理学の博士号をもつ先生の語りはとても上手く
すすり泣く声も聞こえ、クラス中引きこまれていった
と思った時
バーンッっと机を叩き立ち上がったアメリカ人の女の子が
「ふざけるな!私は授業料払ってゲイの権利を聞きにきたんじゃない💢 私は幼稚園からカトリック系の学校行ってんだよ」と怒鳴りながら荷物をまとめ始めた
最後に「こんなクラスにいられるか💢」ドアを蹴って出て行った
クラスみんな唖然
「さて課題の締め切りは…」
と何事もなかったように穏やかな笑顔で話をする先生
いやいや 何だったのあれは…?
その後その子は二度とクラスに来なかった
5年間通ったコミュニティーカレッジ
連行されたロシア人と
ゲイの権利に怒った女の子
この二つの事件は忘れられない🤔