チキナーごはん

ネコおばさんの田舎暮らし

アメリカで運転免許をとる 後編

(昨日のつづき)

 

実技試験には自分で車を用意する

登録車、保険加入、メンテナンスが行き届いているが条件で、

*例:擦り減ったタイヤだと危ないので試験を受けられない

自家用車か、レンタカーでもオッケー

 

サンディエゴの中心地の道は広く碁盤目になっていて

スムーズに流す目的で一方通行が多い

例えば、

一番目と三番目の通りは右から左への流れ

二番目と四番目は逆に左から右への流れ

どこにでも大きな標識があるので、大丈夫でしょう

 

午前5時半に着き、夫が見本を見せると言って運転すると

進入禁止に入り、対抗から車がきたので脇によせ停め

驚きで声がでない私に向かって

「教える為にわざと入ったけど、やっちゃダメだから」と 

恐怖植え付けてどうすんだよ(# ゚Д゚)

 

7時になり手続きを終え、もう1人の受験者と外で待ってると

2人の教官が出てきた

1人は男性でメキシコ人の30代 

アロハシャツを着て肩でリズムをとってる 親しみやすそうな人だこと

もう1人は女性でフィリピン人の60代 

逆三角の眼鏡をかけ化粧ばっちり 見るからに神経質そうな 怖い

心の中で、どうかどうかメキシコ人で と手を合わせた

あとで夫に聞いたら、彼もそう願ってたらしい

 

メッキーが私の名前を呼び、あぁぁぁ良かった

しばらく中心地を走らせ、標識確認をしてるかチェックされた

信号で停まった時、「ハザードボタンはどこ?」と聞かれ

(えっ 車買ったばかりでハザードなんて知らんよ)

だいたい真ん中くらいにあるだろうと思い

ハンドルの位置からその辺を指さした

「もっと近く」と言われた時信号が変り、助かった

 

試験も終盤にさしかかり、街中を走らせてる時

「あそこに縦列駐車して」

と指された場所が車1台分のスペースしかない

(しまった、縦列駐車は苦手で練習してない)

と焦った時に見えた 20メートル先に3台分のスペース

「オッケー!」と元気よく返事して

スーッと指した場所を素通りし

3台分のスペースに入りバックして後続車の前にピタッと停めた

「どうでしょう?」と満面の笑みで聞いたら

「ちょっと違うけど、まぁいいか~」と

 

DMVに戻り、教官から試験内容の説明を受け

「ミスも多々あったけど、ギリギリ合格」

「やったー!」思わず教官にハグ

遠くで見てた夫は「受かった!!」と確信したそうだ

 

同時に戻ってきた

フィッピーに当たったもう一人の受験者はうなだれて

夫と一緒に待ってたその人の旦那が

「落ちたんだ…」とがっくり

 

何はともあれ、無事に免許がとれ

為せば成る 

上杉鷹山のこの言葉が胸に響いた🌝