大学には様々なクラスがある
4年制大学に編入後
専攻のビジネス系クラスばかりで嫌気がさしていた頃
必修でアート系のクラスをとる事になり
何がいいかなとクラスのリストを見ていて
(何これ?!)と思わず目を疑ったのが
「アルフレッド・ヒッチコックを解く」
速攻で登録
週に1回4時間の夜間クラスで
広くて席がオーディトリアムになっている会議室を教室として使用
どんな授業なんだろうとワクワク
でも、定員30名のクラスに登録したのはたった10人😱
しかも10代はおろか、20~30代もいず
生徒はあきらかに40代以上
そうだよなぁ やっぱりそうなるよなぁ
これがスピルバーグだったら
若者で定員オーバーしていたかもしれないけど
ヒッチコックは知らないか…😨
授業の前半はヒッチコック作品に関する講義
後半は映画鑑賞
その日授業で観た作品の分析を3枚にまとめるのが宿題
*画面の暗さは何を意味するのか 等
私はヒッチコック作品が大好き
小学生の頃は再放送された「ヒッチコック劇場」を観ていた
有名な「鳥」「サイコ」は何度もテレビの名画劇場で放送され
19歳の時にバイトをしていたレコード店がレンタルビデオを始めた時
「なんでも好きな物を」とオーナーが無料で貸し出してくれ
迷う事無くヒッチコックシリーズを最初に選んだ
数ある作品の中で好きなのは
「バルカン超特急」 テンポのある展開が飽きない
「ハリーの災難」 主演のシャーリーマクレーンが可愛い
「ロープ」 ハラハラしっぱなし
そして、「レベッカ」
二転三転するストーリーにヒッチコック手腕が炸裂
これはすごく面白かったと断言できる映画
残念ながら授業で観たのは好きな作品ではなく
マイナーなもので、日本未公開もあった
英語で聞き取れるか心配だったけど
ヒッチコック映画は音響や視覚効果が多く
あと俳優たちの表情と計算尽くされた演出は
言葉での説明が要らないくらいの完成度
と先生が熱弁をふるってくれた
実際そうだったけど
でも… 古い英語はやっぱり難しく
図書館で同じDVDを借りて最低3回は観たな🤔
クラスメートもみんな年が近く
英語が母国語ではない私に色々と教えてくれて
宿題は大変だったけど😅
肩を張らずにリラックスできるクラスだった😆
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ミステリー映画が好きな人にはぜひ見て欲しい
ストーリーもさることながら
ジョーン・フォンテインの澄んだ美しさ
若き日のローレンス・オリヴィエのかっこよさ🤭
そして、観ている人を惹きつけるヒッチコックマジック
完成度の高い映画だと思う🤗