その時沖縄に住んでいた
2001年9月3日（月）、夫が出張でペンタゴンに行き
帰国予定日が10日後の9月13日（木）
当時レストランで夜のパートをしていて
９月11日は平日の上、台風接近で客足がなく
午後７時には早々と店を閉め
従業員全員で飲みに行った
台風だけど、家に帰っても夫はいないし
何軒はしごしたか覚えてないくらい
明け方近くまで飲んで騒いで盛り上った
朝８時ごろ起きてテレビをつけると
同時多発テロのニュース一色
しかもペンタゴンもテロの標的になっていて
二日酔いが吹っ飛んだ
それからパニック
どこに連絡していいのか分からず
職場に行こうにも
台風で、基地の出入り口に制限をもうけていて入れない
なすすべもなく、あの時は生きた心地がしなかった
翌朝、夫から国際電話があった
言い難そうにイリノイ州にいると
何故？？
東部のワシントンDCにいるはずなのに
どうして中西部のイリノイ州？
実は出張は3日(月)～８日(土)までで
週末から休暇をとって
イリノイ州に住む両親の家に行き
12日（水）に日本着の便に乗る予定で
1日早く帰って驚かそうと思ってたそうだ
ところが、テロ勃発
飛行機は全便キャンセルで再開未定
電話とネット回線はパンク状態で繋がらず
やっと連絡がとれたのは１日以上たった13日の明け方
嘘をつかれた怒りよりも
無事が分かった安心感で
体中の力が抜け
床にヘナヘナと座り込んでしまった
日本に帰ってこれたのはかなり後で
空港のセキュリティーがとにかく厳しくなっていた
と言っていた
あれから22年
あの朝テレビから流れた映像は
今でも鮮明に覚えていて
初めてテロを身近に感じた瞬間だった
亡くなった方々のご冥福をお祈りします
