チキナーごはん

ネコおばさんの田舎暮らし

国際結婚 ‐日本の食材‐

1994年 期待を胸にアメリカに来た

 

アメリカに住んで真っ先に困った事は

日本の食材や調味料が簡単に入手できないこと

来る前は、何とかなるだろうと楽観視してたが、

初めて炊いたアメリカのお米があまりにも不味く、驚いた

 

ネットがない時代

どこに行けば買えるのか、

そういう情報は口コミしかなく、

知り合いが1人もいない私には未知の世界

それでも、日系人が多い南カリフォルニア

車で2時間のロサンゼルスに行けば買えるかなと

 

アメリカに来て半年後、リトル東京の日系スーパーに行った

割高な上に商品の選択肢が少ない

お醤油なんてキッコーマン一択

椎茸や鰹節の値段に目を丸くし、

実家に住んでた頃は常に家にあったから

幾らなのか知らなかった 

 

値は張ったけど

どうしても食べたかった山芋を買い

いつ食べようか 

とワクワクしながら大切に冷蔵庫で保管してたら 

腐った

その時のショックは29年たった今でも鮮明に覚えてる

 

それから

4ヵ月に一度、ロサンゼルスに買い物に行くのが楽しみで

でもちゃんと予算を決めて、

その範囲内でお菓子をひとつ買う事にして

どれを買おうか小学生の遠足なみに迷って迷って

迷った割に、買うのはだいたいアポロチョコだったな

 

そんな生活を4年続け、

その後日本に転勤で6年

2004年 再び同じ場所に戻ってきて知った

車で1時間のサンディエゴにも

日系スーパーがあることを

くくくぅぅ 10年前に知っとけば

 

今ではアメリカのスーパーにも

お醤油やお豆腐、白菜や大根(だいたいシナシナだけど)

等が普通に売っている

便利になったものだ

 

でも、近くのファーマーズマーケットで

紫芋を見た時は驚いた

しかも

「沖縄のスーパーフード!!」ってポップ書き

もちろん英語だったけど

 

世界は近くなったなぁ